まずここまで見てくれてる人、本当にどうもありがとうございます
遠藤による遠藤の為のえんどおぶざ未完レポ、その6
ここからはさらに主観の入り混じる、超個人的な内容です
しかしながらぶっちゃけますと、ライブレポが壮大な前フリで、ここからが本編ですね、いわゆる\まとめが本編/
まずセトリ考察から。
Mr.
(STDを除く←おい)
考えすぎねってくらい考える方が、考察し甲斐があるよ、ではどうぞ
未完始まりは、そのツアータイトルに置いて当然申し分なく、早速2曲に注目したい
2曲目の擬態はご存知アルバム「SENSE」からの刺客であって、これが自分の中ではかなりのキーポイント
「SENSE」以降は五感を使うことを重点的に音楽を鳴らしている
それはライブ形態においても、見て、聞いて、
その先が指し示す第六感をまずこの位置に持ってきたことを理解してほしい
視覚的な部分で言うと今回非常に多くの「6」がライブの中に混じって
擬態の6色、セットの組み方(USBの6、
偶然って考えるのが一番正しいんだろうけど
「こんな照明使ったらみんな感動するかな」
「目じゃないとこ、耳じゃないどこか」
「飛び込んでくる音、目に映る映像」
これらの項目から探し出した6という数字が、これまでの五感を超えた一つの概念だと位置づける
だからね、遠藤は今回のツアーで第六感的なものを示唆してるように感じているんだ
もはやダイイングメッセージ的な推理小説佳かよ的なきわどい考察なんですけどね(爆笑)
しかし第六感の直接的な意味は「直感」「inspiration」ですが…
近年、一部界隈では「想像力」
これらは全て偶然かもしれないし、必然かもしれないし、
答えなんてどこにもないけどこんな風に毎回含みを持たせて、こちらに投げかけてくれるから、全部間違ってるかもしれないし、でも全部正しいかもしれない
それも多分、あなたの想像力次第だと思う
彼らの今回の本編ポイントは、桜井さんのMCでも触れてるから、今回は遠藤からは割愛
ここからアンコールを上げたい
ここでもまたひとつの物語が成り立つ
1曲目のタイトルのごとく「私はここにいたい」
しかし、蘇生で「何度でも生まれ変わっていける」から
fantasyで「ファンタジーの世界へ(音楽の世界へ)」連れて行ってくれた
そして彼らの代表曲と言っても過言じゃない、彼らの歴史と情熱を感じる過去の2曲
最後の最後の英語アナウンスでも触れていた「何度でも生まれ変わっていける」でもう一度生まれ変わり、ツアーの終わりというよりは始まりを告げるような曲が最後にやってくる
「何かが終わりまた何かが始まる」
旅の終わりと、新たな歴史の始まりと。
何が言いたいのかというと、今回アンコールだけで彼らは
現在(I wanna be there)
過去(Tomorrow never knows innocent world)
未来(Starting Over)
の世界へ連れて行ってくれるんですよ(fantasy)
Tomorrow never knowsは曲名だけなら未来とも取れるけどね
だから曲の流れとしてはfantasyの位置を不審に思う人も少なくな
もちろんこれらもすべて遠藤の考察なので、的外れなこと言ってたら招かざる客でごめん(とーめんっ)
ちょっと思い出してみてほしい
この5年くらいでも、彼らの活動は目まぐるしく動いていて、
前々回のFC(STD)では、
照明も演出もない、ただやりたいだけの音楽やる、
そこで一度満足して、もう新曲を作る意味はないんじゃないか?
とまで言わせてたのに(それは、既存の曲がいっぱいあるから、
このアルバムを引っさげての計100万人を動員したライブツアーですよ
あの時期、桜井さんが結構スランプ的な時期でもあったけど、日々を生きる中で、触れていく感情や物事に感化されて
この5年間だけでも曲が生まれず苦しんだ時期もあれば、
そんな中で生まれた今回の「遺作」
1ファンとして非常に感慨深いものだ
あのスランプ期の頃は「この後に発表する音が今までより人懐っこくなればいいなぁと強く願ってる、それが全て」が、まさに見事に叶ったんだよね。
音も演出も一生懸命考えて、より人懐っこく、よりお客さんを楽しませるために。
(それゆえのスマホライトにキャノン砲だろうから…)
でも本当に、彼らはまだまだ、未完成のバンドだ
全て完璧はないんだよ、ここぞってときにミスもすれば、
まだまだ未熟な部分も見ていてたくさんある
完璧じゃない彼らを完璧じゃない僕らが愛する
未完成のバンドと未完成のファン、とても面白いじゃないか。
完成しないバンドを完成しないまま、愛せて行ければと、成長を見守っていればと、心から思ってます。
さて、ここからは自分自身の話です
今回一番の蛇足ポイントなので、
遠藤のレポは楽しそう?それとも真面目すぎる?もしくは難しい?つまらない?
このライブレポをここまで読んでくれた方が、これらのレポをどう受け取っているかはわかりませんが、あくまでこれは等身大の僕の言葉に過ぎません
ただ、自分の持てる全ての感覚を彼らにぶつけて、
きっと読みづらかったり、
それでも少しでも誠実に向き合いたくて、
「どうやってこのツアーを愛していけばいいんだろう」
ツアー初日の終演後、自分に問いかけた最初の疑問だ
その夜は、今まで経験してきたどんなライブとも違う生まれて初めての
一番最初の感情としては、
それはこの演出、セトリ、恐らく今回のツアーテーマ「想像力」と「
自分にこのツアーを受け止めることは出来るのだろうか?
人としてもファンとしても不完全な自分には、まるでその自信がなかった
ツアーを重ねていくうちに
やっぱり煮え切らないこともあった
どうしても許せないこともあった
絶対に認めたくないこともあった
けど、それ以上にこのツアーを通して
とても嬉しいことがあった
心から楽しいことがあった
そして、何にも代えがたい素敵な出会いがあった
桜井さんは今回のツアーで何度も何度も言ったんだ
「本当に幸せな時間をどうもありがとう」って
そうだ、そうなんだよ
私はこの未完ツアーで、彼らと同じ曲を聴いて同じ顔で笑って、
同じ気持ちで同じを音を共有したいっていう、
ステージ上にいる大好きな人に寄り添えるような、
ライブという会場にいるときも、その会場にいないときも、
ライブってそういう空間なんだよ、楽しくて幸せで、
周りの人に感化され、みんなの楽しそうな笑顔を見て、難しく考えすぎていた自分にようやく気付けんだ。
無邪気に“楽しむ”っていうライブの当たり前
叶えることは出来ただろうか?
花丸だと思ってる。今、この瞬間。
受け止めきる自信のなかった消化不良の曲も、
愛とは想像力という言葉を、このツアーを通して彼らを通して、身に染みて実感するような日々だったよ。
ファンのひいき目もあるかもしれないけど、それでもこの未完ツアーは愛情あふれる特別な空間だったと思う。
先のことは分からないけれど、こうやって振り返ると桜井さんのスランプも、ウカスカの無垢な活動も、無駄な時間は何一つなくて、
作品に対する姿勢を失わない限り、
富と名声をアーティストのあこがれの全てを叶えたバンドが名付け
「Stadium Tour 2015 未完」
これからもこんな未完成な彼らを、未完成な自分が大きな愛情で見守っていればと思います
今迷うことなく言えることはこのツアーが、
このツアーを通して関わってくれた人、出会った全ての人にお礼を言います
本当に最高の夏を、どうもありがとう
3週間遅れですがこのレポをもって、
ではまた。
01 未完
02 擬態
03 ニシエヒガシエ
04 光の射す方へ
05 CHILDREN'S WORLD
06 運命07 FIGHT CLUB
08 斜陽
09 I Can Make It
10 忘れ得ぬ人
11 and I love you
12 タガタメ
13 蜘蛛の糸
14 REM
15 WALTZ
16 フェイク
17 ALIVE
18 進化論
19 終わりなき旅
20 幻聴
21 足音 ~Be Strong
22 I wanna be there
23 overture~蘇生
24 fantasy
25 Tomorrow never knows
26 innocent world
27 Starting Over
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