2018年3月18日@さいたまスーパーアリーナ
エレファントカシマシ 30th ANNIVERSARY TOUR “THE FIGHTING MAN”SPECIAL
ド・ド・ドーンと集結!!~夢の競演~
はじめましての人もはじめましてじゃない人も「 ま た お 前 は 」という人も、ド・ド・ドーンとこんばんは!ゲラゲラの遠藤です!
まずはエレファントカシマシさん及び関係者各位の皆様!30周年Anniversary本っっっ当におめでとうございます!
こんな素敵な晴れの舞台に、競演者として僕のミスツル…げふんげふん、Mr.Childrenを呼んでくれて、本当に本当に嬉しくて光栄でした!本当にありがとうございます!誰か知らないけどこのライブの総合責任者にタックルしながら土下座して鼻血出したい気分です!
まさかね、自分がこんな貴重な貴重な貴重なプレミアファンタスティックライブチケットを当てることが出来るとはね…。激戦だったからね…。
でね、そのライブがですよ!もーね!三者三バンドともかっっっっっっっこよかった!最高だよ!僕ぁこのライブの記憶を食って生きていくよ!というナチュラルハイ状態で!
そんな中でも色んなことを感じて、興奮を忘れないうちに想いの一片をどうにか書き残したいと思いました。だからこのネットの片隅のブログにつづらせていただいている次第です。
今回もまたライブレポではなくTHE 雑 感です。
パーソナル的な部分を多く扱っているので、きっと読みにくいところも多々あるかと思います。どうか長い目で見てやってください。
なお、申し遅れましたがしがないMr.Childrenファンの僕、遠藤はなんてったて
1にMr.Children
2にMr.Children
3も4も5も全部みすつるぅ!み!そ!し!る!~!~!~!
3度の飯よりMr.Children
息を吸うようにTomorrow never knows
要は文章の端々に発作的に継承付きのガキ共をぶちこんできますが、それでもいいよって方は是非読んでください、えへへ
(長い前振りでごめんなさいね)
エレファントカシマシを愛するあなたへ。
スピッツを愛するあなたへ。
相も変わらずMr.Childrenが好きなお前らへ。
あの夜に想いを馳せたすべての人へ捧げます。
1.Mr.Childrenファンからエレファントカシマシへ
“僕は宮本浩次という人を何も知らなかった”
今回のエレカシのステージを見て、何よりも思った。
昨日までの僕のエレカシステータスと言えば、恥ずかしながら
「フェスで何度か見た」
「紅白で見た」
「時々ぽつりぽつりと聴く(とはいえ全曲は持ってないし、初期の曲はわからない)」
程度の紛れもないにわか
むしろにわかと呼ぶのもおこがましいくらいのはにわ(なんだはにわって)
そんな僕が彼らが主役のステージで宮本さんの話を聞き、彼らの音楽を聴き「ああ、この人は音楽を愛してる人なんだなぁ…」と心底感じたのです。
順を追って説明するね
まずはにわの僕にとって、エレカシの宮本さんは“古き良き時代のロッカー”的というような印象というか。
それこそエレカシワンマンではおなじみであろう、メンバーの頭掴むわギター投げるわギター奪うわそんでまた捨てるわ(!)
いかにも「ギターは死んだ木」とでも言いそうな、ロックンロールを地で生きてそうなタイプじゃないですか
ところがどっこい「俺の歌どうでした?」なんてとんだMCに始まり(笑)
彼の言葉の端々に「歌」というワードが出たとき、あまり歌に思い入れないタイプかと思っていた印象がかなり変わったんだよね。
あれ、もしかしてこの人破天荒に歌ってるように見えて、実はものすごく音楽に思い入れを持ってる人なんじゃないかなって。
なんていうかね、ロックロックでも言いましたが我らが Mr.Children は歌が主役のバンドです。
メンバー全員で、長年桜井和寿の歌う“歌”を主役にしてきたバンドです。
だから長年エレカシのフロントマンが宮本さんでいる、その理由はこれまで考えたことがなかったけど、
もしかしたら、本当にもしかしたら、ひょっとして僕ら Mr.Children と共通する部分があるのかもしれない。
そう思ったんですよ、うまく言えないけど、伝わるかなぁ。
何よりそう強く思った後押しというか、昨日のね、エレカシのターンの中でも本当にぐっと来た箇所なんだけど
今宵の月のように披露の際に、宮本さんは当然のように「俺たちの代表曲で、大好きな曲」って言ったじゃないですか。
聞き流しちゃいそうなくらい自然なあのセリフ、気づいたらもう涙が止まらなくて。
あほ程泣いた。
演奏してる際、多分まわりがドン引きするくらいずっと泣いてた。
だってね、僕はいくらMr.Childrenしか聞かないといえども、根っからの音楽バカですから
それなりの数のライブに行き、それなりの数のアーティストのライブを見て、それなりの数のMCを聞いてきたんです。
だけど、エレカシが生まれて初めてだったよ。
自分たちの代表曲を「大好き」と言い切ったアーティストは。
なんだよもう、すっげーや。大好きってすごい言葉。涙止まらなった。
30年やってるバンドでしょ?信じられなかった。
きっと僕らには計り知れないくらいいろんなことを背負って、悔しい思いもしたりして、時には歌いたくないことも、演奏したくないこともあったでしょう。
ましてや代表曲なんて、人生で一番、人前で披露してきた曲でしょ?
大好きって、今なおあんなにも自然に言えるんだなぁ…って。
本当にすごいと思った。尊敬に値するセリフだった。
あの瞬間、エレカシのファンが心底羨ましいと思ったくらいに。
「紅白出れて嬉しい」「代表曲が大好き」なんて、Mr.Childrenは絶対言えないよね。
ああ、いつかMr.Childrenにも、言わせたいなぁ。言ってほしいなぁ。
(余談ですがみすたーさんの代表曲は一体何か問題、それはファンにもわからない永遠の課題)
ていうか宮本さんって、思ったより泣き上戸じゃん、嘘じゃんそんな風に見えないじゃん!
スピッツMr.Childrenでめっちゃ泣くじゃん、え、僕と一緒じゃん?!
好きなものをはっきり好きっていうじゃん、すげーじゃん!桜井和寿は自分のことそんな風に言わないよ!
音楽すげー愛してるじゃん。
ああ、なんだぁ、この人僕と一緒だぁ…って…。
思ってた以上にシンプル、いや、素直で、リスナーとしてもアーティストとしても、音楽をピュアに愛してる人なんだなって。
そんな個人的な感動も相まって、胸の中も顔もぐしゅぐしゅになりました。
ぴゅあっぴゅあですよ、目の前であんなに度肝を抜かれるくらい圧巻で、かっこよくて男気溢れまくるライブ見せつけられてるのに、
それでも僕がこの日、エレカシのフロントマン宮本さんという人に抱いた印象は優しかった。失礼申していたら申し訳ねぇ。
一応雑感なので、ライブの感想は割愛しますね。でもほんと語彙力迷子って程すんごいライブだった。
エレカシのメンバー渋すぎて渋すぎて、かぁっこよかったなぁ…もう。
宮本さんに抱いた印象が強すぎたので、宮本さんメインの語りで申し訳ないけど、
他のメンバーもちゃんと勉強したいな~!バンドだからね!フロントマンだけじゃなくてね!
そしてライブの一曲一曲の感想やレポまで話し出すと、それこそ僕は冗談抜きで卒論レベルで語りでしてしまうので(笑)割愛!割愛!
このブログをここまで読んでるエレカシのファン、物好きな人が1人か2人くらいはいてくれると信じているので、よければおすすめ曲教えてください、全 部 買 い ま す。
ちなみに僕がエレカシで定期的に聴く曲は「こうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待ってるみたい」「友達がいるのさ」です。よろしくおねがいしまああああああああああっすっすすss!!
2.Mr.Childrenファンからスピッツへ
スピッツの安定感たるや…
今回、遠藤的には「やいやい!ロックロックでぶちかまされた分今日はお見舞いしてやっからな!覚悟してろやこのワンちゃんめ!」
ばりに好戦的(もちろんめちゃくちゃいい意味でww)に参戦してみたら…
んもう何これ、もうね、スピッツ最高。
いやぁ、流石だった…。ため息しか出ないよ…。
スピッツ終わった時点での感想がもう「あーもうスピッツ優勝だわこれ」って、心洗われて浄化された感しかなよ…。
つまるところのミイラ取りはただいま満を持してミイラになりました。
だってさ!あれだけボリューミーに曲やって「あれ好き!」「これも好き!」「これ聴けるの嬉しい~~!たまんねぇ~!」「あああもう終わり?!もっともっと!あれもこれも聴きたいのにいいいい!!!!」ってなるのすごいよ?!お前はストリップ見てるおっさんか←
ね!もう流石だよ!魅せるよね~~~スピッツっ!最高!うー!
本当にも流石永遠のライバルだわ……。
という訳で、スピッツ参戦だけで元取った感ありまくりで実質二番手のみすたーなんちゃらさん以降はタダでライブ観てるような気分でした…。何だろうねあの多幸感は……。
でもやっぱり僕はいくら寝返っても生粋のMr.Childrenの1ファンなので、
いつかスピッツに、僕らの主役のライブを見せつけて「悔しい」と言わせたいなって思いました。
(そしたらアンコールで「一番最初にスピッツが出て~次にミスチルが出て~最後にエレカシで~皆さんのライブ見てて悔しくなった」って言ってて、割とすぐ半分夢叶った)(おおよそエレカシに対する悔しみだろうけど)(オラ、みすたーなんちゃらのワンマン見せつけてマサムネさん悔しがらせてぇぞ!)
僕とってはやっぱりあなたたちはまぎれもないライバルです。
あなたたちがいい演奏をすると、本当に負けていられないなって思うんです。
この奇跡みたいな夜をご一緒できて本当にうれしかった。
これからもMr.Childrenの好敵手でいてください。
3.Mr.Childrenファンから見たMr.Children
Mr.Childrenを見たエレカシファン(スピッツファン)も、よかったら読んでほしいです。
今回のセトリについて、僕なりの見解をお話しさせください。
エレカシファンの人が言ってた。
今回のエレカシのセトリは、「スピッツミスチルをやっつけるためのセトリだった」って。
なんということだろう、それ、きっときっとMr.Childrenも同じです。
あのセトリはきっと絶対戦う為のセトリです。
あのセトリはきっときっと絶対戦う為のセトリなんです。
大事なことなので2回言いました。
(あと38億回くらい言いたいです、まじで)
正直非常に意外なセトリでした。これはいい意味での意外さです。
Mr.Childrenはゲストだろうがワンマンだろうが、セトリの空気を 読 ま な い ことに定評があるバンド(号泣)なので、今回も当然本当に、目の当たりにするまで何が来るか読めないライブだった、そんな中でもね。
登場のprologueからの一曲目、あれはライブでMr.Childrenの存在感を指し示す為の選曲だったと思います。
「誰もに愛される親しみのあるミスチル」で現れるのではなく、「これがMr.Childrenだ、見ろ」とでもいうような、選曲だったと思います。
先にやったスピッツの印象なんて払拭するかのように、そして後に出るエレカシにも負けないために。
だから、のっけから彼らは気負って、彼らは満を持してやってきた。
一曲目から勝つ気満々で。本当に胸が熱くなった。死ぬほど泣いた。
(個人的な話ですが、今回の一曲目は僕にとって最も思い入れのある曲です。だからこそ、この曲はこういう場でも絶っ対に勝負できる曲だと確信しています。そう思い続けています。)
カバー、ぶちかましてくれると思っていました。好評いただいて本当に嬉しい限りです。あれが桜井和寿です。桜井和寿の一部なんです。
桜井和寿の表現力のふり幅、たくさんの人に知ってもらいたいです。
and I love~は月が関連する曲だから、ひょっとしたらエレカシに寄せてきたのかなと思いました。
そして以降が本当に意外でした。
here comes~は彼らの新曲ですが、この場でやるのは本当に本当に意外でした。
こういう場において、本来披露すべき新曲は平気で置いてくるような彼らです。
聴かせたかったんだと思います、見せつけたかったんだと思います、最新の自分たち。
からのhimawariはもうだめでした。この曲はもう完全に「こてんぱんにやっつけに来ました」という選曲・流れです。
去年何度この曲をそう称したことか、そして僕らは何度「くらった」ことか。
こんなにも熱い曲つなぎ、もうワンマンでも聞けない気がする…。
何が言いたいのかというとね、要はMr.ChildrenはMr.Childrenなりに、今の自分たちが最大級戦えるセトリを用意して来たんですよ。
僕ら、はっきり言って、逃げようと思えばいくらでも逃げることだって出来る。
それなりに知られている曲がたくさんあるから、お客様向けのセトリなんて、そつなくこなすライブなんていくらでも組める。
けど彼らは戦った。今ある一番の武器を惜しげもなく披露して、この夜にしか聞けないようなセットリストを組んで。
お客様向けの“ミスチル”じゃない、紛れもなく間違いなく対バンドを意識した戦うMr.Childrenだった。
ああ…こーゆう彼らを見たかったんだ。
絶対絶対戦うってわかっていたけど、改めて本当に嬉しかった。かっこよかった。
勇ましい勇猛果敢な彼ら、最高にかっこいい。
本当に、本当に、ありがとうございます。
この夜を彼らに与えてくれて、ありがとうございます。
やっぱりこのバンドは、僕の人生の主役であり、僕の誇りです。
※個人的にライブレポの宝庫過ぎて震えるシーン沢山ありすぎたんだけどこれも涙を呑んで割愛
あんな桜井さんやこんな桜井さんやあんな桜井さんやこんな桜井さんやあんなJENやこんなナカケーや「 田 原 ど う し た ?」シーンありまくりだけど今回はライブレポではないので割愛!くうううううううううううううううううううううううううう!誰か作文用紙380枚持ってきてえええええええええええええええええええ!!
同時に、今回参戦できなかった人にも見せたかった。この有志を。
本当に本当に心底思う。彼ら、最高にかっこよかった。
彼らを愛する人へ、一秒でも早く今の彼らを見せたいよ。泣きたくなる程、そう思いました。
4.音楽を愛する全ての人へ
思い返しても、なんて熱い夜だったんだろう。
今なお、目頭が熱くなるよ。
それぞれがそれぞれの音楽で競い合う姿は、映画やドラマや少年漫画とは比べ物にならないくらい僕を熱くさせてくれました。
心底思った。
僕はバンドが好きだ。
熱いものを秘めた、ロックバンドが好きだ。
開演前のそわそわしたライブの空気が好きだ。
暗転する瞬間が好きだ。
メンバーが現れ、音が鳴る瞬間のあの歓声が好きだ。
会場中の熱気が好きだ。
音に身を委ねるあの時間が好きだ。
ライブ会場で飲むポカリが好きだ。
スピッツが好きだ。
エレファントカシマシが好きだ。
Mr.Childrenが好きだ、とにかく好きだ、大好きだ。
ライブが好きだ。
音楽が大好きだ。
宮本さんのセリフ「エレファントカシマシ、スピッツ、Mr.Childrenは音楽が大好きなバンドです。これからもこのバンドをよろしくお願いします。」が何より響いた夜でした。
生きてて良かった。
このバンドたちに出会えた僕は幸せだ。
そう思えるほどの最高の夜を、ありがとう。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
またいつか夢の競演で会いましょう。
ではまた。
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